正社員8年ぶり増

公開日 : 2016年3月4日


 正社員の数が8年ぶりに増加した。総務省が発表した2015年の労働力調査によると、正社員数は前年比26万人増の3,304万人になった。新たに働き始める女性や高齢者が増えたほか、パートやアルバイトから正社員に職種転換する例も目立つ。非正規中心だった企業の採用姿勢に変化が出てきた格好だ。
 
 雇用者数は5,284万人と同44万人増加。内訳は正社員が26万人、非正規社員が18万人。
 
 働いてなかった女性や高齢者が正社員になる例が増えていて、女性の正社員は1,042万人と前年比23万人増。65歳以上の高齢者も93万人と前年比7万人増。
 
 失業期間が1年以上の人は前年比12万人減の77万人と、比較可能な2002年以降では最少だった。
 
 人手不足感が強い流通やサービスなどの業種ではパートやアルバイトの正社員化も進んでいる。

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