経常利益ランキング

公開日 : 2011年2月17日


 日本経済新聞によると上場企業の2010年4~12月期の経常利益(米国会計基準は税引き前利益)をランキングしたところ、通信と自動車が上位に目立ち、ベスト10のうち7社を占めたようだ。

 首位のNTTの税引き前利益は10%増の1兆315億円。2位のNTTドコモは、コスト削減が進み、採算が改善。7位のソフトバンクは米アップルの「iphone(アイフォーン)」効果でデータ通信収入が増えた。

 自動車も大手3社がランクインし、ホンダが3位と前年同期から5つ順位を上げた。円高が900億円を超える減益要因となったが、インドやベトナムなどで二輪車の販売が伸びたほか、北米で四輪車の販売が拡大。4位のトヨタ自動車や5位の日産自動車も大きく順位を伸ばした。

 電機では唯一、日立製作所が8位に入った。前年同期の税引き前損益は525億円の赤字を計上したが、固定費の削減を進め、新興国のインフラ需要を取り込み、V字回復を果たした。
        

                    2010年4~12月期の経常利益ランキング

順位        社名      経常利益額(億円)
1(1)     NTT                      10,315
2(2)     NTTドコモ         7,486
3(8)     ホンダ            5,539
4(17)    トヨタ             5,217
5(19)    日産自           4,562
6(11)    三菱商           4,198
7(7)     ソフトバンク        3,999
8(1714)  日立             3,708
9(5)     国際石開帝石       3,654
10(4)    KDDI            3,496

*3月期決算企業(金融、新興を除く)が対象。米国会計基準は税引き前利益を採用し、(  )内は前年同期の順位。
 

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