35歳~39歳の賃金、大幅減

公開日 : 2010年3月7日


 厚生労働省の発表によると、2009年の35歳~39歳の正社員の平均賃金は、前年比3・4%減の        31万600円となり、年齢別で最も減少幅が大きいことが分かった。次いで減少幅が大きいのは、40~44歳(35万3,100円)で3・1%減。企業では、人件費を抑制する動きが強まり、特に働き盛りの世代の給料に影響が生じている。
 

 全正社員の平均賃金は、31万400円と前年比1・9%減少と3年連続のマイナスで、水準は調査を始めた2005年以降で最も低い。男性正社員の賃金の減り方が大きく、平均賃金は33万7,400円と2・3%減った。35~39歳の男性正社員(32万6,900円)は3・8%減と大きく減少した。賃金が増加しなければ、消費にまわす額が増えないので、ますますデフレが進んでしまう。
 

 調査は、10人以上の常用労働者を雇う6万2,338事業所を対象に実施。

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