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* 相続財産の「現金・預金」の割合増加

2012年05月06日 . カテゴリ ニュース.


 2010年中に亡くなり、相続税の課税対象とされた人の相続財産のうち、「現金・預金」の割合が23.2%(前年比0.9ポイント増)を占め、過去20年間で最高だったことが国税庁のまとめで分かった。バブル崩壊や2008年のリーマン・ショックなどで土地や有価証券の評価額が下落したことが影響しているものとみられる。
 
 国税庁によると、金額ベースの構成比は土地が48.4%で依然トップだが、10年前と比べると14ポイント減少し、有価証券も2007年のリーマン・ショック前の15.8%から3.7ポイント減の12.1%に減少。
 
 全体のうち、相続税の課税対象は4万9,733人(4.2%)で、過去最低だった前年比で0.1ポイント増加。相続税は前年比1.2%増の1兆1,754億円。

Koji Nishihara

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* 元会社員の年金減額の要件緩和

2012年04月16日 . カテゴリ ニュース.


 厚生労働省は、退職した元会社員(OB)が受け取っている企業年金の減額を認める基準の緩和を検討。現在は受給者の「3分の2以上」の同意が必要だが、これを「半数以上」に下げる案が軸のようだ。中小企業に多い厚生年金基金の解散基準も緩める方向で、企業年金の財務が悪化した場合に受給者にも痛みを求め、しわ寄せが現役社員に集中するのを防ぐ。
 
 企業は元会社員への給付減額をするには、3分の2以上の同意を得たうえで、厚生労働省から認可を得る必要がある。減額が認められるのは、企業の経営が著しく悪化した場合や現役会社員の掛け金が著しく上がってしまう場合に限られ、この際も厚生労働省の判断に左右される。
 
 元会社員への給付減額の要件が厳しいため、企業は自社の年金の財務が悪化すると、現役社員の将来の年金水準だけ下げるか、現役社員が負担する掛け金を増やすことで、しのいできた。賃金が伸び悩むなか、掛け金の引き上げは限界との声が企業側から出ていて、民主党の一部にも元会社員の減額は必要だという意見がある。
 
 元会社員の減額をめぐっては、2006年にNTTが受給者の85%の同意を得たうえで、厚生労働省に減額を申請したが却下された。不服としてNTTは政府を訴えたが、裁判でも年金減額が必要なほどNTTの経営は悪化していないとし、減額は認められなかった。

Koji Nishihara

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* 2011年12月期決算企業の役員報酬

2012年04月13日 . カテゴリ ニュース.


 12月期決算の上場企業のうち、2011年度の年間報酬が1億円以上となった役員は2010年度と同じ33人だった。最高額は日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸会長兼社長(3億1,700万円)。2位は堀場製作所の堀場厚会長兼社長(3億500万円)。
 
 役員報酬は基本報酬に加え、賞与・業績連動報酬、ストックオプション(株式購入権)、役員退職慰労金などからなり、この合計額が1億円以上の役員が開示の対象。
 
 1億円以上の役員がいた企業の数は22社で2010年度(24社)を下回った。
 
 企業別では、キャノンが御手洗冨士夫会長兼社長(2億7,200万円)を筆頭に6人が該当し、最多。
 
 12月決算の大手企業のうち、楽天は開示対象の取締役がいなかった。


報酬が高額な主な役員
(2011年12月期)
   社名	                氏名	              金額
日本マクドナルド       原田泳幸会長兼社長	    317(▲2)
堀場製作所	      堀場厚会長兼社長	    305(31)
中外製薬	           永山治会長	             304(▲11)
キャノン	           御手洗冨士夫会長兼社長   272(3)
アライドテレシス       大嶋章禎会長	    259(9)
(注)単位百万円、カッコ内は前の期からの増減率%、▲はマイナス

Koji Nishihara

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* 厚生年金の未加入事業者に指導強化

2012年04月08日 . カテゴリ ニュース.


 厚生労働省は、厚生年金への加入義務があるのに保険料を払わない事業所の対策をまとめた。日本年金機構が文書や訪問で、加入指導を実施する。度重なる指導にもかかわらず、従わない悪質な事業所は実名を公表し、告発も検討。3年をめどに、保険料を払わない事業所を半減することを目指す。
 
 5人以上の従業員がいる事業所は、厚生年金に加入し、事業所が労使の保険料を納める必要があるが、経営が苦しい零細・中小企業ほど厚生年金に加入せず、保険料を逃れていることが多い。2010年度では保険料を払わない未適用事業所は、約11万あり、すべての事業所に加入指導をする。未適用事業所の従業員は、厚生年金に入れるのに、会社の都合で国民年金の加入者となっているので、厚生年金に加入させ、待遇を改善させる。
 
 また、厚生年金に加入する175万の事業所に対しも、最低でも4年に1度の調査を実施ようだ。

Koji Nishihara

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* 消費増税法案

2012年04月05日 . カテゴリ ニュース.


 
 政府が国会に提出した消費増税関連法案は、消費税率の引き上げに加え、所得税と相続税の最高税率を引き上げることで高所得層や富裕層への課税を強化する内容。消費増税で低所得層の負担感が強まる「逆進性」に配慮し、所得の再分配機能を高める狙いのようだが、富裕層への課税強化は消費の落ち込みにつながり、経済の活力を奪うとの指摘もある。
 
 所得税は45%の最高税率区分を新設し、課税所得5,000万円(給与収入5,536万円)超に適用。これまでの最高税率は40%で、1800万円超が対象だった。2015年分の所得から適用され、最高税率の引き上げは2007年以来の8年ぶり。
 
 相続税も最高税率を55%に上げ、6億円超の課税対象資産に適用。現在の最高税率は3億円超の部分にかかる50%。2億~6億円の階層の税率も見直し、現状より高い税率を課す。

 贈与税は3000万円以下の贈与にかかる税率を軽くし、高齢者から現役世代への資産移転を促す。
 
 年金では2015年10月から、年収77万円以下の低所得者の基礎年金に月額6,000円を加算する。年金の受給資格を得るために必要な期間も現在の25年から10年に短縮し、年金をもらえない高齢者が発生しにくくする。年収850万円以上の高所得者の年金は減額し、低所得の高齢者に年金を重点配分する。
 
 さらに、これまで社会保険の恩恵を受けにくかったパート社員が厚生年金や企業の健康保険に入りやすくする。現在は勤務時間が週30時間以上でなければ加入できないが、16年4月からは「週20時間以上で年収94万円以上」などに加入要件を緩める。ただ、従業員501人以上の大企業が対象で、中小企業で働くパート社員には恩恵がない。

 

閣議決定した一体改革関連法案の内容
税制抜本改革
消費税	2014年4月に8%、15年10月に10%に引き上げ
	経済状況の好転が「条件」
	11年度から20年度までの経済成長率を平均で名目3%、実質2%に近づける施策を実施
	経済の激変に備え、経済状況を「総合的に勘案」し、引き上げ停止も可能に
所得税	45%の最高税率を新設し、課税所得5,000万円超に適用
	15年分の所得税から実施
相続税	【基礎控除の縮小】
     定額控除を5,000万円→3,000万円
	法定相続人1人あたりの控除を1,000万円→600万円に
	【税率構造の見直し】
     相続財産2億~3億円、6億円超の課税を強化
贈与税	【税率構造の見直し】20歳以上の人が直系尊属から贈与で受ける場合
	3,000万円以下の税率は緩和
	4,500万円超は最高税率55%を新設
社会保障改革
年金	低所得者の基礎年金に月6,000円を加算
	年金がもらえる受給資格期間を25年から10年に短縮
	高所得者は基礎年金を最大半減
	産休中の保険料免除
	パート社員の厚生年金、企業健保への加入を拡大

Koji Nishihara

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* 安定就業 50%割れ 

2012年03月31日 . カテゴリ ニュース.


 政府は、大学や専門学校への進学者のうち、卒業・中退後に就職して正社員など安定した仕事に就いている人の割合は48%にとどまるとの推計をまとめた。就職先が見つからずにアルバイトをしたり、就職してもすぐに離職するが多いためで、高校を卒業・中退して社会に出た人の場合、安定就業の割合は32%とさらに低い。
 
 2010年春に大学や専門学校を卒業した約85万人のうち、すぐに就職した人は56万9,000人だが、近年の若年層の離職率の傾向から、就職しても19万9,000人が3年以内に離職する可能性が高いと分析している。
 
 卒業時に就職しなかった人や、アルバイトなど一時的な仕事に就いた人は14万人。中途退学した6万7,000人も含めると、安定的な仕事に就かなかった人は全体の52%の40万6,000人になる。
 
 高校から社会に出た人は一段と厳しく、大学などに進学しなかった35万人のうち、68%にあたる23万9000人が安定的な仕事に就かなかった。未就職者や一時的な仕事に就いた人は約3割の10万7,000人。

Koji Nishihara

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* 保険料滞納で国税庁に徴収委任

2012年03月29日 . カテゴリ ニュース.


 厚生労働省は、厚生年金保険料を滞納している業者の強制徴収権限を国税庁に委任した。悪質な滞納者に対し、法改正で委任が可能になった2010年1月以降初のケース。今後、この業者を管轄する東京国税局が保険料の徴収に踏み切るとみられる。
 
 国税庁への権限委任は、日本年金機構の発足に伴って施行された改正国民年金法などで盛り込まれた。保険料の滞納が2年以上などの要件に該当する場合、年金機構の申し出を受け、厚生労働相が財務省を通じて、国税庁長官に委任できる。

Koji Nishihara

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* 企業寄付、最多の6,900億円

2012年03月28日 . カテゴリ ニュース.


 企業が2010年度中に決算を迎えた期(1年間)に支出した寄付金は総額6,957億円(前年度比27.3%増)に上り、統計を取り始めた1962年度以降、最も多いことが国税庁の調査で分かった。東日本大震災の被災者に向けた義援金などが、全体を押し上げたとみられる。
 
 国は震災後、国や地方自治体への寄付のほか、日本赤十字社などを通じて企業が被災者への義援金を支出した場合、全額を損金に計上できる税制面の優遇策を拡充。優遇が認められた寄付金は2,459億円で前年度より4割以上増え、総額ではこれまで最高の1997年度を1,217億円上回った。
 
 営業収入10万円当たりの寄付金支出額は平均で51円。業種別では運輸通信公益事業が138円で最も多かった。

Koji Nishihara

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* 上場企業 今期利益ランキング

2012年02月21日 . カテゴリ ニュース.


 2012年3月期の予想連結純利益が多い順に上場企業をランキングしたところ、上位にはNTTドコモなどの通信や資源高で潤う商社がランクイン。テレビ不振と円高で苦境に立つ電機大手は、パナソニックなど5社が1,000億円以上の赤字。日本の稼ぎ手が製造業から非製造業へ、輸出関連から内需関連へと移ってきている
 
 快走が目立つのはスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)普及の恩恵を受ける通信。NTTドコモは今期の予想純利益が4,740億円と、親会社のNTTを上回る見込み。ソフトバンクは契約者数、利用単価ともに伸び、最高益が見込まれる。KDDIも高水準利益を確保する。
 
 総合商社も好業績が相次ぎ、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅が最高益となりそう。中国需要を背景とした資源価格の上昇が利益を押し上げる。
 
 日本企業の「稼ぎ頭」を10年前の2002年3月期と比べると当時の純利益トップ5はトヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、武田薬品工業、任天堂の順で、製造業が名を連ねており、純利益が1,000億円を超えたのはこの5社だけだった。10位のホンダで2,150億円に達し、1,000億円以上は21社を数える。
 
 一方、不振に見舞われているのが電機。今期はパナソニック、シャープ、ソニーの最終赤字が合計1兆2,900億円になる。10年前は円の対ドル相場(年平均)が1ドル=約124円だったが、今期は80円を突破する円高が業績を圧迫。
 
 10年前に純利益が5位だった任天堂は逆風にさらされ、2002年3月期は「ニンテンドーゲームキューブ」などゲーム機が好調だったが、今期はスマホ向けゲームなどに押され、650億円の最終赤字となりそう。
 
 今期は電機決算の悪化が目を引くが、最終赤字が1,000億円以上の企業は6社で、10年前(11社)と比べほぼ半減する。

上場企業の12年3月期利益ランキング(億円)
■予想純利益が大きい企業
順位    社名    純利益
       1NTTド   4,740
       2NTT     4,650
       3三菱商事   4,500
       4三井物産   4,300
       5ソフトバ   3,100
       6日産自動   2,900
       7伊藤忠商   2,800
       8住友商事   2,500
       9KDDI   2,350
      10ホンダ     2,150
■予想最終赤字が大きい企業
順位    社名    最終赤字
       1パナソニ   7,800
       2シャープ   2,900
       3ソニー     2,200
       4エルピー   1,100
       5NEC     1,000
       6マツダ     1,000
       7任天堂       650
       8住友金属     550
       9川崎汽船     540
      10リコー       460
(注)3月期決算(金融、電力、新興除く)で比較可能
 な1,612社が対象。日産は4~12月期決算末発表

Koji Nishihara

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* 年金 世代別の収支

2012年02月11日 . カテゴリ ニュース.


 国民年金や厚生年金などの公的年金をもらえる額から支払った額を差し引いた生涯収支を世代間で比べると、50歳代半ば以下の世代で支払の方が多くなることが、内閣府経済社会総合研究所の試算でわかった。
 
 試算では現行制度の国民、厚生、共済の各年金を対象に、1人あたりの「保険料支払額(企業負担含む)」と「年金受取額」を5歳刻みで算出。物価上昇率を1%程度、年金積立金の名目運用利回りを4%とした試算を「標準ケース」とし、将来の支払額と受取額を現在の価値に引き戻して調整。
 
 1950年生まれ(62歳)では生涯の保険料の支払額が1,436万円、受取額は1,938万円で、502万円の受け取り超過となるが、1955年生まれ(57歳)世代の収支は数千円のプラスに縮小し、それ以下の世代の収支はマイナスになる。最も損をする1985年生まれ(27歳)は712万円の受け取り不足。20年間年金をもらうと仮定した場合に月3万円ずつ足りない計算。
 
 企業負担を除いて見た場合、自己負担がおおむね半分として計算すると、1990年生まれの人の自己負担額は約960万円。年金受取額は1,200万円強なので、まだ制度に加入する恩恵はある。


支払い得←  標準ケース(単位:万円)
世代別の年金の受け取りと支払いの差
        生年  保険料支払い 年金受取額    収支
          1950        1,436     1,938    502
          1955        1,876     1,877      0
→支払い損
          1960        2,066     1,783  ▲283
          1965        1,996     1,579  ▲417
          1970        2,059     1,535  ▲523
          1975        1,946     1,359  ▲588
          1980        1,925     1,269  ▲656
          1985        1,978     1,265  ▲712
          1990        1,924     1,219  ▲705
          1995        1,797     1,122  ▲674
          2000        1,688     1,052  ▲636

Koji Nishihara

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* 就職希望ランキング

2012年02月05日 . カテゴリ ニュース.


 就職情報会社のダイヤモンド・ビッグアンドリード(東京)は、2013年春に就職する大学生の人気企業ランキングを発表。文系男子は三菱商事が6年連続1位でトップ3を商社が独占。理系男子のトップは東芝で3年連続、文系女子は東京海上日動火災保険で2年ぶりに返り咲き、理系女子は3年連続で明治グループ。
 文系男子の2位は住友商事、3位は三井物産。伊藤忠商事が5位、丸紅が7位で、トップ10に商社5社が入り、メガバンクも上位に名を連ねた。
 理系男子は日立製作所2位、ソニー4位など上位に電機メーカーが目立ち、昨年18位だった東日本旅客鉄道が9位に上昇し、三菱重工業が11位に入り、人気復活がみられた。
 文系女子は三菱東京UFJ銀行(2位)、みずほフィナンシャルグループ(4位)、三井住友銀行(5位)とメガバンクがトップ5に入った。理系女子は不況に強いといわれる食品メーカーがトップ10に7社入った。

  就職先人気企業
 (カッコ内の数字は前年順位)
             文系男子          理系男子       文系女子                     理系女子
  1位  三菱商事(1)            東芝(1)        東京海上日動火災保険(2)    明治グループ(1)
  2位  住友商事(3)            日立製作所(4)  三菱東京UFJ銀行(1)      ロッテ(2)
  3位  三井物産(6)            三菱商事(3)    JTBグループ(14)           資生堂(4)
  4位  三菱東京UFJ銀行(2)ソニー(2)      みずほフィナンシャルグループ(3)    森永製菓(12)
  5位  伊藤忠商事(15)         住友商事(5)    三井住友銀行(16)             日清製粉グループ(-)
   (注)ダイヤモンド・ビッグアンドリード調べ
 

Koji Nishihara

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* 財務省試算

2012年02月01日 . カテゴリ ニュース.


 財務省の公表によると、消費税率を2015年10月に10%に引き上げても国債残高は2021年度末に1,000兆円を超えるまで増え続け、2021年度の国債の利払い費は20兆円へと倍増する見込み。
 財務省が公表したのは、消費税率を2014年4月に8%に、2015年10月に10%に引き上げることを盛り込んだはじめての試算になる。
 消費税を増税しても国債の残高が膨らむのは、全体の税収が増えても、社会保障の拡充やそれまでに発行した国債の元利払いが税収増より大きいためで、新規国債の発行額も減らない。過去に発行した国債の利払いのために新たな国際を発行する悪循環を断ち切れない。
 試算によると、国債残高(復興債を除く)は2012年度末の696兆円から2021年度末には311兆円増の1,007兆円に達する見通し。利払い費も2012年度の10兆円から21年度には20.7兆円にまで増加。
消費税率を5%上げるのに伴って税収は2015年度には2012年度よりも約10.5兆円増え、税外収入なども含めた収入は2015年度に56兆円に増える。
 一方、社会保障費や地方交付税などで構成される政策的な経費は2012年度の68.4兆円から15年度には73.9兆円まで増加。国債も毎年40兆円以上の新規発行で残高が積み上がるため、利払い費に国債の償還費などを足した国債費は2012年度の21.9兆円から、15年度には27.5兆円に増えることになる。

財務省の財政試算のポイント(兆円)
「社会保障と税の一体改革」をした場合                しない場合
               12年度 13年度 14年度 15年度  15年度
歳出              90.3     91.9     98.2     101.4     101.1
    国債費        21.9     23.5     25.8      27.5      27.4
    政策経費      68.4     68.4     72.4      73.9      73.7
歳入              90.3     91.9     98.2     101.4     101.1
    税収          42.3     42.7     49.7      52.8      44.2
    その他の収    3.7      3.4      3.2       3.2       3.2
    財源不足      44.2     45.7     45.3      45.4      53.6
   (新規国債発行)
(注)各目経済成長率を1%台半ばと想定。四捨五入の関係で合計が合わない部分がある。

Koji Nishihara

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* 金融機関ランキング

2012年01月19日 . カテゴリ ニュース.


 日本経済新聞社が三大都市圏の個人を対象に実施した金融機関ランキングは、顧客満足度でインターネット専業銀行のソニー銀行が5年連続の首位。2位は3年連続でネット専業の住信SBIネット銀行で、3位は埼玉りそな銀行。
 
 大手行は順位を下げたところが多く、最高は10位の三菱東京UFJ銀行。6位の京都中央信用金庫など地域金融機関の躍進も目立った。
 
 ソニー銀行は「投資信託や保険商品の品ぞろえが充実している」や「外貨預金の品ぞろえが充実している」などの項目でトップを獲得し、商品の充実ぶりで高い評価を得た。
 
 2位の住信SBIネット銀行はサービスの拡充が評価され、「電話・インターネット取引の利便性が高い」で首位。3位の埼玉りそな銀行はリスク商品の説明など窓口対応で高評価を得た。
 
 今回は地域密着型のサービスを売りにする地域金融機関の健闘が目立った。岐阜県の地銀、大垣共立銀行が5位に入り、京都中央金信用金庫と巣鴨信用金庫の2信金もトップ10入りした。いずれも窓口対応や顧客目線の経営姿勢が評価された。
 
 新規参入銀行では昨年10月に個人向けの中国人民元建て預金を始めたじぶん銀行が29位から6位に躍進した。

(カッコ内は前回調査)
1(1) ソニー銀行
2(2) 住信SBIネット銀行
3(5) 埼玉りそな銀行
3(6) セブン銀行
5(3) 大垣共立銀行
6(29) じぶん銀行
6(17) 京都中央信用金庫
8(14) 巣鴨信用金庫
9(8) イオン銀行
10(11) 三菱東京UFJ銀行
11(4) りそな銀行
12(7) 三井住友銀行
13(10) 新生銀行
14(18) 住友信託銀行
15(23) ゆうちょ銀行
16(8) みずほ銀行
17(28) 三菱東京UFJ信託銀行
18(13) 川崎信用金庫
19(27) 千葉銀行
20(12) 城南信用金庫

Koji Nishihara

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* 社会保障と税の一体改革の主な政府素案

2012年01月13日 . カテゴリ ニュース.


■消費税
・税率は2014年4月に8%、2015年10月に10%。地方消費税率はそれぞれ1.7%と2.2%
・2015年度以降の共通番号制の本格稼動を前提に給付付き税額控除を導入。軽減税率は当面見送り
■所得税
・課税所得5,000万円超の所得税率を2015年1月に40%から45%に
■相続税
・相続税の控除額を5,000万円から3,000万円に縮小し、最高税率を50%から55%に引き上げ
・相続人1人あたりの控除額を1,000万円から600万円に引き下げ
いずれも2015年1月1日以降より
■金融課税
・金融課税は2014年1月に優遇を撤廃して税率を20%に
■社会保障改革
・年金の受給資格期間を25年から10年に短縮、消費税引き上げと同時に実施
・パート労働者への厚生年金・企業健保加入拡大、実施時期は未定
■行政改革
・衆院議員定数を80削減する法案を早期提出

Koji Nishihara

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* 冬のボーナス

2011年12月29日 . カテゴリ ニュース.


 2011年冬のボーナス調査は、製造業が5.37%増と2年連続で伸び、2011年3月期の好業績を反映し鉄鋼や機械、電機などで増加。非製造業は、主要16業種中8業種がマイナス。東日本大震災の影響を大きく受けた電力やホテル・旅行の減額が目立つ。
 
 製造業では自動車向け鋼材などの需要回復を受けた鉄鋼の伸び(16.12%)が最大で、機械は9.02%増、電機は6.96%増、自動車・部品は4.74%増。
 
 一方、非製造業は3.28%のマイナス。福島第1原子力発電所の事故後、リストラに着手した東京電力の支給額は昨冬の半分を下回る37万4,000円だった。
 
 東日本大震災後も円高などが響き、訪日外国人の減少でホテル、・旅行が19.78%減と落ち込んだ。百貨店・スーパーは4.18%増。
 
 昨年冬まで7年連続で支給額1位だった任天堂は「賞与の算出基準を見直したのを機に公表を控えたい」として回答せず。

冬のボーナス 支給額ランキング
順位   社  名            税込み支給額( 2011年冬比増減率平均年齢(歳)
1(19)キャノン※               1,240,000                            40
2(-)タカトリ※※               1,147,723                          40.7
3(6)大塚商会※※               1,136,904                 9.3        38
4(32)ニコン                   1,096,300                            35
5(5)ホンダ                     1,091,000                   0      41.2
6(4)武田薬品工業               1,083,000                1.54        35
7(-)安田倉庫 ※               1,019,917                4.92      38.1
8(3)日本海洋掘削 ※※         1,017,000                8.35      30.9
9(7)CKサンエツ ※※           1,000,000                   0      33.9
10(9)アサヒビール               990,157                2.49        35

カッコ内は前年順位、(-)は回答なし。※は従業員平均、※※は労働組合のない企業、無印は組合員平均など。▲は減。-は非公表、算出不能

Koji Nishihara

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* 主な2012年度税制改正大綱のポイント

2011年12月20日 . カテゴリ ニュース.


・給与所得控除を縮小:年収1,500万円超は245万円で頭打ちに

・退職金の優遇税制を縮小:勤続5年以下の役員は優遇を廃止

・省エネ住宅ローン減税:高い環境性能を満たす住宅を対象に税額控除の上限を400万円に引き上げ

・エコカー減税:燃費性能の基準を厳しくしたうえで3年延長

・住宅購入資金の贈与税の非課税枠:親族からの住宅購入資金の贈与に対する税優遇を2年延長。省エネ・耐震住宅の場合、最高 1,500万円が非課税

・復興特別所得税:13年1月から25年間、税額を2.1%上乗せ

・個人住民税均等割:14年6月から10年間、年1,000円増額

・復興特別法人税:法人実効税率を5%引き下げたうえ、12年4月から3年間、税率を2.4%上乗せ

Koji Nishihara

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* 海外への支払利子、損金算入に上限

2011年12月14日 . カテゴリ ニュース.


 法人課税ではグループ間の融資を使った企業の節税策への対応を強化するようだ。日本にある法人が外国の親会社などから受けた融資に対して、多額の利子を払って意図的に所得を圧縮するのを防ぐため、海外に払う利子のうち損金(必要経費)に算入できる額に上限を設ける。上限は、課税所得に減価償却費などを加えた「調整後課税所得」の50%。
 
 現行制度でも、市場金利よりも高い金利を払っている場合は利子の損金算入を制限しているが、借入金の元本を増やせば低い金利でも多額の利子を払うことができ、日本での課税所得を圧縮できる。借入金を海外の親会社の出資金の3倍までしか認めない規定もあるが、出資金を増額して対応する海外企業もある。

Koji Nishihara

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* 海外保有資産の課税強化

2011年12月09日 . カテゴリ ニュース.


 政府は2012年度税制改正で、海外保有資産の課税強化に乗り出す。個人に海外にある保有資産の報告義務を課すようだ。政府税制調査会で検討し、2012年度の税制改正大綱に盛り込む方針。
 
 海外に資産を持つ個人に対しては税務署への年1回の報告を義務付ける方針で、海外にある預金や株式、不動産などの総資産が5,000万円を超える個人が対象。税務署が海外での預金利子や株式配当を正確に把握し、所得税や相続税を課税できるようにする。違反した場合は1年以下の懲役などの罰則を設ける方向。
 
 いまのところ、納税者には報告義務は無く、税務当局が適正に納税しているかを調べているが、調査権限のない海外金融機関などに情報提供を求めるのは難しく、資産の把握が難しかった。
 
 米国では残高が10,000ドル超の海外口座を持つ個人や法人には報告が義務付けられており、ドイツやフランス、韓国にも同様の制度がある。
 
 日本の居住者が保有する海外資産は、日銀の統計によると、2000年には対外証券投資は6.3兆円、外貨預金は3.8兆円だったが、2010年にはそれぞれ9兆円、5.4兆円に膨らんだ。これに伴い、申告漏れ件数も増加。国税庁によると、海外資産にかかわる相続税の申告漏れは2010年7月~2011年6月で116件と前年同期に比べて36%増加。

Koji Nishihara

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* 医師の優遇税制 見直しへ

2011年11月27日 . カテゴリ ニュース.


 政府税制調査会は、医師や小規模な病院に認めている概算経費制度について、廃止も含めてみ見直す方針らしい。実際の経費が概算経費より大幅に少ないケースが多く、税逃れに使われているとして会計検査院が見直しを求めており、2012年度税制改正大綱に見直し方針を盛り込む予定。
 
 概算経費は年間の保険診療の収入が5,000万円以下の医師や病院が税務申告する際、実際の経費にかかわらず経費率を57~72%とみなして計算できる特例措置。小規模な病院の事務負担を減らし、医療に専念させる目的で1954年に導入され、開業医の4割が適用を受けている。
 
 会計検査院によると、制度の利用者の85%超が実際の経費を計算した上で、概算経費と比べ有利な方を選んでいることが判明したそうで、自由診療で多額の収入がある病院が、保険診療を5,000万円以下に抑え特例を使うケースもあったという。制度があるので、有利な方を選ぶのは当たり前と思うのだが・・・。

Koji Nishihara

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* 海外課税逃れ防止の情報交換倍増

2011年11月26日 . カテゴリ ニュース.


 企業や個人が海外で得た収益の課税逃れを防ぐため、租税条約などに基づき2010年度中に国税庁が海外の税務当局に要請した情報交換の件数は646件に上り、2009年度(315件)から倍増したことが、同庁のまとめで分かった。情報交換の実績が公表されるのは初めてで、過去10年間に約850億円の申告漏れを発見したという。
 
 政府は近年、資産の流出先として知られ、オリンパスの損失隠しに関与したとされる投資ファンドもあったケイマン諸島などタックスヘイブン(租税回避地)といわれる国・地域の当局との連携を進めており、情報交換件数も増加傾向。
 
 2010年度中の情報交換の相手先は、韓国や中国などのアジアが443件で最多で、米国が130件で続いた。情報交換の結果、日本企業が原材料の輸入額を高く偽る手口で所得を隠していたケースや、海外で資産運用していた富裕層が運用益を申告していなかったケースが発覚したという。
 
 政府は1950年代から各国との情報交換制度の整備を進め、現在は64カ国・地域と租税条約や租税協定を締結しており、国税庁が依頼すると、現地の税務当局が銀行調査などを行い、日本人や日本企業の預金口座の残高や出入金状況を報告してもらう体制を整えているそうだ。
 
 このほか、海外の預金や株式購入で利子や配当が発生した場合は、国税庁の依頼がなくても現地の税務当局から定期的に情報提供される仕組みがあり、2010年度中は約12万3,000件の情報が寄せられた。

Koji Nishihara

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