1月税収大幅減

公開日 : 2009年3月15日


 財務省発表の1月の税収実績によると、一般会計税収は3兆5,559億円で前年同月比10・4%の減少。株式の売却益が低迷し、所得税収が1割超減った。企業業績の悪化により法人税収も約3割減少。財務省は、昨年末に2008年度の税収見積もりを7兆円超も減額修正をしたが、さらに修正が必要との見方も出始めている。
 

 1月の税収は、上場株式の株式売却益から源泉徴収される所得税の1年分が反映されるが、日経平均株価は08年、年間で約4割下落。株式売却益も大幅に減ったとみられ、1月の所得税収は1兆8,147億円と前年同月比で13・8%減。法人税収は2,219億円と前年同月比で30・4%減った。この結果、08年4月から09年1月まで累計した一般会計税収は、29兆5,483億円となり、前年同期を6・6%下回っている。

検索 (文字を入力しEnter)