国民年金の実質納付率、45・6%

公開日 : 2009年8月31日


 社会保険庁によると2008年度の国民年金保険料の実質納付率は、45・6%と3年連続で50%を下回った。年齢が若いほど納付率は低く、20歳~24歳は24・2%で、4人に約1人しか保険料を払っていない計算。
 

 社会保険庁は、所得が低くて保険料の支払いが免除・猶予になっている人を未納者と分けて、納付率を算出している。実質納付率は、免除・猶予者を含めて、保険料を払った人の比率を示す。

 実質納付率を年齢別でみると、年齢が下がるほど納付率が低い傾向になる。08年度はすべての年齢層で07年度を下回った。40~44歳以下の層では、納付率が50%を下回っている。
 

 社会保険庁の国民年金の納付率目標は、80%。この目標を達成するために、免除・猶予を増やして、納付率を高めたいようだが、納付率を高めても収入は増えない。数字だけに騙されてはいけない。

                    国民年金の年代別納付率(%)
                    20~24歳 24・2
                    25~29歳 36・5
                    30~34歳 43・4
                    35~39歳 45・6
                    40~44歳 46・3
                    45~49歳 50・5
                    50~54歳 54・2
                    55~59歳 60・3
                    合計     45・6

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