勤労者の相談、最多

公開日 : 2012年9月25日


 独立行政法人「労働者健康福祉機構」のまとめによると、労災病院で受け付けている「勤労者 心の電話相談」への相談件数が、2011年度は2万9,209件で過去最多を更新したそうだ。前年度から1,391件(5.0%)の増加。同機構は「雇用環境の悪化に加え、東日本大震災の影響で職を失うなど、将来に不安を覚える人が増えたことが要因」とみている。

 相談内容を「心理的悩み」「職場」「体調」に分類すると、心理的な悩みでは「将来に対する不安」が10,097件(ほかの相談内容と重複含む)でトップ。「落ち着けない」 (7,718件)、「イライラ・不安定」(6,596件)などが続いた。

 職場の相談では「上司との人間関係」(2,904件)。次いで「同僚との人間関係」 (2,325件)、「その他の人間関係」(1,851件)と続き、体調の相談では「不眠」    (2,171件)が最多。

  相談者の性別は男性が46.3%で、女性が49.4%(残りは不明)。年齢別では40代(22.7%)に続き、30代(18.8%)、50代(10.2%)の相談が多かった。

 心の電話相談は、産業カウンセラーなどが無料で行っている。

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