24業種で冬のボーナス前年割れ

公開日 : 2008年12月18日


 2008年冬のボーナス調査で、全37業種のうち24業種で支給額が前年割れとなった。07年冬は前年比プラスだった機械や非鉄・金属製品が今年はマイナスに転じ、プラスの業種は、化学や造船など一部に限られ、ボーナス抑制の動きが広がっている。支給額1位は、5年連続で任天堂。

 製造業は全体で0・57%マイナス。18業種のうち11業種の支給額が前年を下回った。

 機械は0・97%減、非鉄・金属製品も2・59%減でマイナスに転じた。

 鉄鋼は07年冬に続き前年実績を下回り、5・06%減(前年2・02%減)とマイナス幅が広がった。

 非製造業は19業種のうち13業種で前年を下回り、全体でも1・41%減。

 

冬のボーナス支給ランキング

 

社名

税込み

2007年冬比

 

支給額()

増減率()

任天堂 ※※

1,461,219

0.61

スター精密

1,278,702

5.29

ファナック

1,246,800

5.30

JFEスチール

1,200,000

0.82

大和工業

1,200,000

14.28

ソニー ※

1,159,500

ソニーマーケティング ※

1,159,500

武田製薬工業

1,152,000

2.37

アステラス製薬

1,151,000

トヨタ自動車

1,140,000

0.86

()

※は従業員平均、※※は労働組合のない企業、無印は組合員平均など。

 

 
 厚生労働省がまとめた従業員5人未満の小規模事業所の賞与など「特別に支払われた給与」は今年7月までの1年間で1人当たり平均計20万8,367円となり、前年に比べ2・9%減。減少は10年連続で、パート・アルバイトなど非正規労働者の増加で賞与の水準が押し下げられたようだ。
 一方、7月時点の定期給与は前年比1・1%増と10年ぶりに増加に転じた。

 

 

 

 

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