申告漏れ 海外取引で増加

公開日 : 2008年10月22日


 所得税の確定申告をした個人に対する今年6月までの1年間(2007事務年度)の税務調査で、申告漏れ総額が約9,635億円で前年度比5%増と2年連続で増加し、7年ぶりの高水準になったことが国税庁のまとめで分かった。

 07事務年度の申告漏れ総額に対する追徴税額は1,322億円と6%増。申告漏れ件数は3%増の約59万2,000件と2年連続で増え、6年ぶりの高水準になった。

 調査総数は約82万7,000件と4%増え、海外取引をする個人の調査件数を20%増やし、3,103件、インターネット取引をする個人の件数は34%増の3,122件。

 海外取引をする個人の申告漏れ額は60%増の約703億円。不動産や証券などの「海外投資」をする個人の申告漏れ額が3割を占めた。

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