30代後半のフリター支援
公開日 : 2008年12月2日
厚生労働省が検討していた30歳代後半のフリーター支援策が12月から動き出す。
試験雇用した企業に補助金を支給するほか、企業が試験雇用後に正社員として雇えば奨励金を支給する。これまで30歳代前半までの支援策はあったが、フリーターの「高齢化」が進んでいることに対応する。
具体的には、30歳代後半のフリーターを試験雇用した企業に対して月額4万円を3カ月間支給し、その後、正社員にすれば大企業向けに30万円、中小企業向けには15万円上乗せし45万円とする。
総務省の労働力調査によると、2005年以降は35~44歳のフリーターが増加傾向。「就職氷河期(1993~2004年)」と呼ばれる時期に就職できなかったフリーターが多いためで、07年には38万人と前年から6万人増加した。ほかの年齢層が減少しているのと対照的だ。
今後は、景気悪化で30歳代後半のフリーターらの正規社員への道はさらに険しくなりそうだ。
内定取消し、病院たらい回し問題等、政府が緊急に対応することは山積しているのに、政治が全く機能していない。この国は、大丈夫か?
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