経常損益改善額ランキング

公開日 : 2012年5月22日


 2013年3月期の上場企業の収益がかなり改善されそうだ。経常損益(米国会計基準などは税引き前損益)の改善額をランキングしたところ、電機や自動車が上位になった。
 
 1位のパナソニックは税引き前損益が前期比で9,728億円改善し、全部門の営業黒字化を目指す。4位のソニーはテレビ業界の赤字は続くが、ゲームやスマホ向け半導体などが伸びる。
 
 2位のトヨタ自動車は北米やアジアで販売が伸び、3位のホンダや5位の日産自動車は自然災害の影響がなくなるうえ、さらに海外での販売を伸ばす。
 
 上位5社の改善額合計は、約2兆5,000億円。上場企業全体の損益改善額(約4兆5,200億円)の半分超を、この5社が占める計算。

13年3月期の経常損益改善額が大きい主な上場企業

順位	社名	      経常損益の改善額	  13年3月期の経常利益
1	パナソニック	 9,728	     1,600
2	トヨタ	         7,271	    11,600
3	ホンダ	         3,775	      6,350
4	ソニー	         2,731	      1,900
5	日産自動車	 1,449	      6,800
6	任天堂	           958	       350
7	リコー	           944	       625
8	JFE	           870	     1,400
9	ソフトバンク	   863	     6,600
10	郵船	           732	       400
(注)単位億円。米国会計基準などは税引き前損益を採用(金融、電力、新
興2市場、変則決算除く)。

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