共働き世帯、増加

公開日 : 2013年3月12日


総務省の発表によると、世帯収入を共働きで維持しようとする傾向が強いらしい。2人以上の世帯の平均実収入(月額)は51万8,506円と物価変動の影響を除いた実質で前年比1.6%増。女性の社会進出が進んでいるうえ、生活を支えるためにパートを始める人が増え、女性配偶者の収入が過去最高となった。

世帯主の収入は0.2%と微増だが、女性配偶者の収入が5万9,177円と11%増え、記録が残る1963年以降で最高。

総務省が発表した2012年の労働力調査の詳細集計によると、女性の雇用者(役員除く)は前年比9万人増の2,288万人で、過去最高となり、特に医療・福祉の分野での就業が進み、正規・非正規社員ともに増加。男性は合計2,865万人と20万人の減少。

労働市場に参加していない「非労働力人口」をみると、男性は前年と比べ27万人増えたが、女性は3万人減。定年や就職活動の断念で男性の労働が減ったかわりに、家計を支えるために働きに出る女性が増えたことがわかる。

ただ家計収入が伸びても消費拡大の働きは鈍く、2人以上世帯の消費支出は月間平均で28万6,169円と実質、名目ともに前年比1.1%増と、収入の伸び率0.5%下回った。

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