「国外財産調書」8,184人提出、総額3兆1,150億円

公開日 : 2015年10月31日


 国税庁は、海外に5,000万円を超える財産を持つ人の報告が義務づけられた「国外財産調書」の提出状況を発表した。昨年から報告が義務付けられ、2年目となる2014年分の提出者は前年比47%増の8,184人。資産の総額は3兆1,150億円で23%増。
 
 財産の種類別では「有価証券」が1兆6,845億円(54.1%)、「預貯金」が5,401億円(17.3%)、「建物」が2,841億円(9.1%)。
 
 提出者のうち、東京、大阪、名古屋の3国税局管内の居住者は計7,068人、資産の総額は2兆8,786億円で、いずれも約9割を占めた。
 
 2014年分提出から、故意の不提出や虚偽記載には1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる。

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