「取引信用保険」が急増

公開日 : 2009年2月14日


 取引先の倒産などによって回収できなくなった販売代金を補償する「取引信用保険」の需要が急増している。
 

 損害保険ジャパンは、2008年度の保険料収入が前年度比3割程度増える見込み。
 

 同保険は売掛金などを対象に、企業が販売額の数%を保険料として支払い、取引先の倒産時に販売代金の一定割合を損害保険会社が補償する。あいおい損害保険も2割程度の増収を見込んでいるほか、倒産企業の増加で、昨年後半以降、他の大手損保でも企業からの見積もり依頼や同保険の問い合わせが前年度比で倍増。
 

 ただ倒産リスクの上昇に合わせて保険料率も上がるうえ、取引先の経営状況が悪く「引き受けを断らなければいけない」(大手損保)ケースも多いようだ。

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