給付付き税額控除

公開日 : 2009年6月12日


 経済財政諮問会議や政府税制調査会では、所得税の減額と給付金の支給を組み合わせる「給付付き税額控除」の導入を考えているようだ。

 給付付き税額控除は、納税額が少なく減税の恩恵を受けられない低所得者には現金を給付し、高所得者には減税をする仕組み。例えば税額控除額が5万円の場合、納税額が10万円の人は5万円に軽減し、納税額3万円の人は税額ゼロとなり、さらに2万円が支給されるといった方式。

 アメリカやイギリスなどでは、同様の制度があり、イギリスでは、導入後に生活保護世帯数が減ったらしい。この制度ならば、就職したら給付が打ち切られる失業手当などに比べ、就職促進の効果があるだろう。

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