赤字申告法人3.3万件のうち1割以上が黒字(29年3月8日)

公開日 : 2017年3月8日


 国税庁が赤字と申告していた約33,000件の法人を調べたところ、1割以上の約  4,000件が黒字だったことが分かった。

 非上場の中小企業の中にはわざと赤字にして法人税の納税を免れるケースが多いとの指摘があり、国税庁が2015年度に赤字だと申告していた法人に対して実地調査を実施。調査した約33,000件のうち申告に間違いがあったのは約24,000件。約8,000件で不正がみつかり、その半数は赤字と申告していた黒字法人だった。国税庁は3,011億円の申告漏れの所得を把握し、212億円を追徴課税した。

*企業全体の99%を占めるのは資本金1億円以下の中小企業。

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